鳥公園『ヤジルシ』– – – 東京公演、瀬戸内公演ともに衣装デザイン、制作、スタイリングまでさせていただきました。 いつも演出の西尾さんとゆっくりと打ち合わせしながら考えていきます。作者の考えた100粒を理解することはとても難しいですがその中から3粒くらいは拾いとり、衣装にできたらと思っています。 今回は役者という人間が透けて見えるというテーマで制作しました。ふつうの形の衣装をオーガンジーや、薄い綿など透明感のある素材で作りました。役者さんの身体と役の間に余白がうまれて豊かになったように思います。 また、戯曲の時代を感じさせるための『ヨゴシ』を今回はカラフルにすることにも挑戦をしています。 戯曲の背景にある高度経済成長期の油の香りを感じながらも非現実的なところに着地できたように思います。 – – – 鳥公園 ♯12『↗︎ヤジルシ』 -東京公演- -瀬戸内公演- |